今度、高校に進学する女の子に
「将来、なにになりたいの?」
と質問したら
「テレビのディレクターになりたい。」
と話してくれた。
「どうして?」
と尋ねると
「人を喜ばせる仕事がしたいから」
と答えてくれた。
"自分が楽しむ"ではなく、"他人を楽しませたい"。
巷では"少子高齢化"とかが話題に上り、
政治家は
「未来の子供達に負債を背負わさないようにする為に増税するしかない!」
と、まるで脅迫めいたことを平気でテレビで叫んでいるが、
等の子供達は、そんな大人のうめき声などとんと耳に入ってないようだ。
やりたいことや、楽しいこと、そして自分の夢を叶える為に、存分に時間を使って欲しい。
世界中の人達を喜ばせて、いっぱいお金を稼いで、その中からちょっとだけ、その頃、年老いた僕たち大人を助けてくれたら嬉しい。
それでもスタートは「やらなきゃいけない」じゃなくて、「やりたい」であって欲しい。
「人の笑顔を作る」
それが「仕事」であって欲しい。
僕たち美容師もまさに「お客さんの笑顔を作る」のが仕事。
「キレイになる」、「可愛くなる」、「かっちょよくなる」と、全て「笑顔」になる。
ひと頃の「キムタク主演の美容師ドラマ」や一世を風靡した「カリスマ美容師ブーム」は、あくまでも「自分が喜ぶ仕事」として多くの人が飛びついた。
結果、多くの「元美容師」を生んだだけで、誰も幸せになっていなかったような気がする。
"テレビがつまらなくなった"と言われる昨今、
それでも、その女の子にとってテレビは"楽しいもの"なんだろう。
僕たち美容師もこれから、本当の意味で楽しくて「人を喜ばせる仕事」として、これからの子供達の目にそう映るよう、楽しく頑張っていきたいと思う。
そのためにも"笑顔"、"笑顔"。(^o^)
笑ってますか?