「下に干しておいた、俺の白い"シャツ"、どうしたっけ?」
「えぇ〜?知りませんよぉ〜。」
おかしい、買ったばかりで革紐が付いていたのでお風呂の時、自分で手洗いして、1階に干しておいたのに。
どこだろぉ〜どこだろぉ〜。
「ガラッ!」
と2階の外廊下のふすまを開ける。
そこには僕のお気に入りのロッキングチェアーがある。
いつもそこで、本を読んだり、ブログを書いたりする。
その上には・・・・
シャツが山になっていた。
以前 の「
嫁が倒れた事件」が頭の中をフラッシュバックして蘇ってきた。
「また、このまま増やすと、アイロンかけきれなくなって、また倒れるよぉ〜。」
と嫁のアヤコに話すと
「シャツがそこが居心地がいいんですって!♡」
宇宙からの交信かと思った。
そうか、嫁はシャツの言葉がわかるのか。
そうか、そうだよな。こいつらもシャツになる前は元々繊維だったわけで、綿とか、よくわかんないけど、いわゆる植物だもんな。
命があんだよな。
亡骸とはいえ、なんか言いたかったんだな・・・・・・・
「んなわきゃねえだろっ!!(`_`)ノ」
「なんか〜狭いタンスの中より、ノビノビしたここがいいみたいですよっ♡」
そうか、そうだよな。
シャツもノビノビしてけば結局シワも伸びてアイロンかけたように・・・・・・・
「なるわきゃねえだろっ!(`_`)ノ」
「また増えて、そんでもって、誰かが泊まりに来るって事になって、結局俺がやって、俺が疲れて、バタンキューか?」
「その時は、お願いします。」
満面の笑みで返された。
俺はドラえもんじゃねえ!
未来を予知する超能力はないが、
なんとなく、来週あたり、アイロンを掛けてる自分の姿が見える・・・・_| ̄|○