先日、買ったばかりのデジカメが壊れて芝のパナソニックに修理に出した。
帰るときにふと観ると、玄関先に額縁が飾ってありました。
その中に「真のサービス」という題で訓辞のようなものが書いてありました。
文面の最後には「松下幸之助」と記してあり、
「おお、そうか、パナソニックだもんね」
とひとり感心して、思わず直ったばかりのカメラで、はいパチリ。
そこにはこんなことが書いてありました。
真のサービス
商売にはサービスがつきものである。サービスをともなわぬ商売は、もはや商売ではない。
その意味においては、サービスは商売人にとっての一つの義務とも言える。しかし、これを単なる義務としてのみ受け取り、仕方なしにやむを得ずやっているとしたら、これほど疲れることはない。こちらが疲れるだけでなく、お客にもその「仕方なさ」が自然に通ってしまう。サービスは相手を喜ばせるものであり、そしてまたこちらにも喜びが生まれてこなければならないものである。
喜び喜ばれる姿のなかにこそ真のサービスがあると言えよう。
松下幸之助さんの本は以前に何冊か読んだことがある。
氏の言葉が心にすっと入ってくるのは“当たり前のこと”を言っているからだろう。
ただ、世の中自分も含め、当たり前のことを当たり前に出来ないもので、
こういったことは「よし!やるぞ!」と勢いを付けてやることではなく、日々、日常にトイレの後にお尻を拭いて流すがごとく、“当たり前”になるまで習慣化しなければいけない。
多分、それを実行している人にとって
「え?それ、あたり前じゃん。それ以外、どうするの?」
ってことなのかもしれない。
幸い、この言葉を読んで我が身を振り返って考えたとき、遠からずそうであろうと思えたことはちょっと嬉しかった。
世の中不景気になってデフレが続くと“サービス”を削って値段を下げたり、質や内容を落としたりして、しまいがちで、
巷では主婦のFXがブームで中には何億も動かすカリスマ主婦がいると、先日テレビでやっていたが、
投資ならば、その企業が世の中のためになる開発をしたり、そこで働いている人の幸せがあったりするが、金だけを追い求める行為を僕は仕事だとは思わない。
僕は仕事とは“自分以外の誰かを幸せにすること”だと思っている。
僕やスーさん、ミヨちゃん、そしてアヤコが幸せを感じるのは、その先にお客さんやHanaに関わる人の幸せや笑顔があるからだろう。
「ありがとう」
と、お礼まで言われてお金を頂けるのはとても幸せだと思う。
そして、僕たちも、胸を張って頂けるよう、頑張らなくてはと幸之助さんの言葉を観ながら思いました。
おしまい。