「卒業記念にクラスのみんなでディズニーランドに行ったのぉ〜♪♡」
そう話してくれたのは今年中学に進学する小学6年生の女の子だった。
受験も終わってそれぞれの中学が決まったのでやっと遊べるのこと。
「へ〜よかったね〜。いっぱい遊べるね。じゃあ、次はディズニーシーかな?でも、シーだとちょっと大人っぽいからやっぱランドの方がいいでしょ?」
と僕が訪ねると、彼女は
「ディズニーシーはデートで行くんです!♡」
「あ、そう・・デートでねぇ〜〜・・・ふぅ〜〜ん・・・・って、デェ〜〜トォ〜〜!??」
彼女曰く「つき合ってる」男の子がいるらしい。
「二人で行くの?」と尋ねると、「もう一組、最近
つきあい始めたカップルがいるので、その子たちと一緒にいく。」んだそうだ。
話を聞いてると、「告る」のが流行ってるそうだ。
彼女に、
「彼のこと好きなの?」
って聞いてみると、
「・・・・・・・・( ´−`)√」
って反応で、その男の子が彼女の友達を通して休み時間に呼び出されて、
「つき合ってください!」
と告られたそうだ。
彼女は事前に友達から話を聞いていたので心の準備は出来ていたらしい。
そして、晴れてふたりは「つき合う」ことに、な・り・ま・し・た。
めでたし、めでたし・・・・・・・・・・
・・・・・って、おい!(`_`)ノ
さすが、今時の都会の子供は違うね。
僕が小6の頃は「つき合う」って言葉すら、知らなかったもんね。
もちろん、意味も知らなかったよ。
どうやらマンガの影響らしい。
マンガの主人公たちがやってることを自分たちもやってみたい。
確かに、それは解る。大いにわかる。
だから大切なのは「告る」ことと「告られる」ことが一番のポイント。
「つき合う」はその先にある副産物のようなモノで、いわゆる蕎麦で言う「そば湯」みたいなもんなのかもしれない。
ちょっと胸をなで下ろすと同時に昔の自分を思い出す。
小6の頃、「好きな女の子」はいた。
でもどうしていいか、というより、「どうしたいか」すらわからなかった。
ただただ好きで、その子の笑顔を見たり、声を聞いたり、同じ空気を吸ってる。それだけでよかった。
「告る」(告白する)っていうのは、自分の本当の気持ちを相手に伝えることで、
「好きです!」
なら解るが、「つき合ってください!」っていうのは自分の気持ちじゃなく、「して欲しいこと」つかある意味「欲望」とか「願望」であって一方通行。
そして、それは愛や恋ではないと思う。
「つき合う」という形にばかり憧れて、「彼氏、彼女を作る」とまるでモノのように言ってしまう。
だから「セフレ」とか簡単に浮気したり、くっついたり離れたり出来るのかも知れないね。
オヤジの小言だと思って聞き流してもらってもいいが、
どうせなら恋をして欲しい。
世の中で一番大切な自分より誰かを大切にする。
そんな経験をして欲しいな。
「つっつき合う」のはそれからね(^_-)-☆